二の腕のぶつぶつ治療法:ダーマローラーとは?

ダーマローラーとは、とても細い医療用針が付いたローラー状の美容器具「ダーマローラー」をお肌の上で転がして、皮膚に見えないほどの微細な穴を開けます。それによって、自力で傷を治そうとする力「自然治癒力」を高めて肌再生を促す治療方法です。

 

さらに開けた穴から、症状に合わせて美容液や有効成分を浸透させることで、効果をより高めることも出来ます。その効果はニキビ跡の治療だけではなく、シミ・小ジワの改善、毛穴の引き締め、妊娠線、「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」といわれる背中や二の腕の裏にできるぶつぶつの改善などお肌に関する悩み全般にも有効な方法です。

 

ダーマローラーの効果

ダーマローラーの効果は肌再生の促進にあります。
肌再生の秘密は、そのローラー部分に無数に付いた極細の針にあります。
髪の毛よりも細いその針で、真皮層に達する穴を皮膚に開けられ、細胞に傷をつけることで、肌細胞を目覚めさせます。ダーマローラーの細い針が到達する深さは1.0〜1.5mm、表皮から真皮中層までの創傷治癒(傷を治す力)が盛んに行われるエリアを刺激して、成長因子を分泌させます。この成長因子がコラーゲンの生成を促進し、肌本来の自然治癒力を高めることによって、ニキビ跡や傷跡などの色素沈着や皮膚に刻まれたしわなどを改善し、高い美肌効果が得られるのです。

ニキビ・ニキビ跡を改善する
シミ・くすみを薄くする
小じわを目立たなくする
肌のキメを整える
毛穴を引き締める
保湿力を向上させる
セルライトを解消する
妊娠線を解消する
二の腕のブツブツ(毛孔性苔癬)に効果がある
育毛効果がある

 

 

ダーマローラーがおすすめな人

ダーマローラーは、皮膚に穴をあけることで普通に塗るだけでは浸透させることのできない美肌成分を外側から注ぎこむための通り道を作ってくれます。それによって有効成分が肌の深層まで浸透し、滑らかで弾力のある肌に生まれ変わることが出来るのです。
今まで治療が難しかったニキビ跡の凸凹(クレーター)、しみ・しわ、毛穴開き、妊娠線、セルライト肝斑などあらゆる肌トラブルに効果の高い治療です。
その他にも、完治が困難だった腕や背中・二の腕などにできるぶつぶつ・ザラザラ・毛孔性苔癬(もうこうせいたんせん)の治療としても非常に人気があります。
以下のようなお悩みを持つ人に特におすすめの施術です。

 

背中や二の腕の裏にできるぶつぶつ毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)が気になる
ニキビ跡の凹凸(クレーター、アイスピック状)を改善したい
傷跡が気になる
毛穴の開きが気になる
妊娠中に腹部や太ももなどにできる妊娠線を目立たなくしたい
歳を重ねるにつれしわやしみが目立ってきた
肌の若返り・アンチエイジングに興味がある

 

ダーマローラーの施術法

ダーマローラーはクリニックで施術を受けることも可能ですし、自宅で自分で行うこともできます。
クリニックで施術を受ける場合と自宅で行う場合の施術法の違いを比べ、自分に合った方法を見つけましょう。

クリニックで施術を受ける場合

クリニックで施術を受ける場合は、まずはカウンセリングを行います。不明な点や不安なことがあればこの時に質問しておきましょう。そしてメイクを落とし、麻酔テープや麻酔クリームなどを皮膚に塗ってからダーマローラーを転がしていきます。クレンジングや麻酔などを行う時間などを含めると1時間ほどかかります。
ダーマローラーを転がして肌に穴をあけるのにかかる時間は10~20分ほどです。
施術後は肌をクールダウンさせ、クリニックによっては「ビタミンC」や「ヒアルロン酸」、「プラセンタ」などの美肌薬液を浸透させたり、キメを整えるパックやジェルで肌を整えたり、炎症を抑える塗り薬を塗ったりするようです。
また、傷がつかない治療のため腫れや痛みがなく、アレルギーや副作用などもほとんどありません。その為、日常生活や仕事などに支障のない治療と言えます。
費用は施術を受ける部位によっても異なりますが、顔全体にダーマローラーの施術を受ける場合、1回の施術料金の相場は5~7万円程度と少々お高めです。

 

クリニックでのダーマローラーの治療の流れ
1. カウンセリング
2. 洗顔後、麻酔クリームをお肌に塗布する。
3. ダーマローラーを転がす。
4. クールダウン

それぞれのクリニックよって多少の違いはありますが、大体の流れは同じです。

 

クリニックで施術を受ける際の注意点

クリニックで施術を受けた際の副作用は、医師が適切に使用していれば基本的にほとんどないといわれています。
ただ、施術後はお肌が1週間程、乾燥に傾きやすく敏感になります。通常よりしっかりと保湿をするようにしましょう。
また、施術後は紫外線の影響をうけやすくなりますので、施術後1週間ほどはいつも以上に日焼け止め対策を念入りにするようにしてください。

 

また、下記に該当される人は、基本的にダーマローラーの施術を受けられません。

皮膚炎の人
妊娠中または授乳中の人
金属アレルギーの人
ケロイドの体質の人
重症の糖尿病・膠原病の人
高血圧の人

 

自宅でのセルフケアの場合

ダーマローラーをセルフで行うには、正しい使い方を知ることと、使用にあたって必要なものを揃える必要があります。
洗顔剤、「エムラクリーム」、「ラクサールクリーム」などの麻酔クリーム、ラップ(麻酔クリームの浸透を良くする)、医療用ダーマローラー、冷却ジェルやクールマスク、美容液を最初に用意しておきましょう。
まずメイクをしっかりと落としてお肌を清潔な状態にします。そして肌に麻酔クリームを塗ります。(麻酔クリームがない場合はアイスパックなどで冷やしてもよいでしょう。)
麻酔クリームを塗るときは、ダーマローラーを使用したい所の周辺まで、しっかり塗ります。結構厚めに塗ったほうが効果的です。
麻酔クリームを塗り終わったら、大体30分程度放置し、塗った麻酔クリームを拭い取り、ダーマローラーを肌の上に転がしていきます。目安は1か所につき5往復以上、結構強めに転がしたほうが、効果は得やすいようです。
また、ローラーを転がしたあとで、「ビタミンC」や「ヒアルロン酸」「プラセンタ」などの有効成分を配合した美容液をしっかり塗りこみます。ダーマローラーをし終わったら、冷却ジェルやクールマスクなどで火照ったお肌を冷やしてあげましょう。そして、最後にしっかりと保湿をします。

 

セルフケアの流れ
1. 洗顔後、麻酔クリームをお肌に塗布する。
2. ダーマローラーを転がす。
3. 美容液等の有効成分を塗る。
4. クールダウン

セルフでのダーマローラー治療も、大体の流れはクリニックとほぼ同じです。

 

自宅でのダーマローラーの注意点

ダーマローラーは口コミでも比較的失敗のない安全な美容法だと言われており、ダーマローラーがあれば自宅でも手軽に行うことができるので人気があります。しかし、使用方法や質の良いダーマローラーを選んで使用しなければ大ケガや深刻な肌へのトラブルを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。ダーマローラーは日本産のものやアメリカ国内で認可されている安全性の高い商品を選ぶようにしましょう。
ほかにも、以下の注意点を必ず守って使用しましょう。

 

自分以外の人とダーマローラーを共有しない
お肌が清潔な状態で使用する
目や口の周りに使用しない
ダーマローラー使用後はしっかりと保湿する
施術後は日焼け止め対策を怠らない
繰り返し使用する場合は、最低1か月以上間隔をあける

などです。
また、クリニックで施術を受けるときと同様、皮膚炎の人、妊娠中や授乳中の人、金属アレルギーの人、ケロイド体質の人、重症の糖尿病や膠原病、高血圧の人などは使用しないようにしましょう。

 

 

ダーマローラーの施術頻度や回数

1回の治療でも肌のハリが増したり、キメが整ったように効果が実感出来ますが、ある程度回数を重ねるとより効果的です。
古いニキビ跡や開大毛穴などは、個人差もありますが、複数回の治療が必要となることもあります。
繰り返し治療を受ける場合は、少なくとも1か月以上は間隔をあけたほうがよさそうです。

 

ダーマローラー施術後のダウンタイム

ダーマローラーはダウンタイムを必要とする治療法です。
ダウンタイムとは治療を受けてから、治療以前の生活に戻るまでにかかる期間のことをいいます。
何らかの治療を受ける際は、事前にダウンタイムの事を把握しておくことが大切です。そうでないと、ダウンタイムがかかる場合、治療後の仕事や生活に影響を与えてしまうからです。
ダーマローラーの針が作った傷口は数時間のうちに閉じてしまうので、傷跡が残ることはまずありません。
メイクは翌日から、シャワー浴や洗顔は当日から可能です。浴槽に浸かっての入浴や飲酒は翌日以降にしましょう。
また、施術後はダーマローラーを当てた部分の皮膚に赤みや腫れ、出血といった症状が数時間~数日ほど続いたり、針を刺した箇所に小さなかさぶたができたりすることがあるようです。ただ、ダーマローラーは傷を治しながら、肌再生を行うという治療法なので、軽い肌トラブルであれば術後の正常な経過といえますので、症状を心配する必要はありません。しかしそれ以外で、ひどい痛みや、違和感を感じた時は、かかりつけの医師に相談することをおすすめします。

 

ダーマローラーのメリットとデメリットは?

メリットは、お肌の再生効果が長い期間持続することです。これは元々ある肌の細胞を増殖させ、自然に肌を修復へと導くことができるからです。また、ダウンタイムが3~4日と短く、傷跡が残りにくいことです。しかも効果が高い割に顔全体で1回5万円前後と、レーザー治療に比べてリーズナブルな点も大きな魅力です。
デメリットは赤みや腫れの他、炎症による一時的な色素沈着、かゆみや蕁麻疹ができやすいなどの副作用があります。また効果が実感できるまでに少し時間がかかります。

 

 

まとめ

ダーマローラーの施術はクリニックで受ける以外に、自分でローラーを購入して行うことができるということも人気がある理由のひとつなのかもしれません。

 

ダーマローラーは正しく使用することで、綺麗な素肌を手に入れることができるようになる嬉しい方法です。自分の適した方法で一度ぜひダーマローラーの施術を体感してみてくださいね。